三多摩肢協、西武バス懇談会に参加

毎年開催している、西武バス株式会社との懇談会が1月28日に所沢営業所で行われました。
コロニー東村山から三多摩肢協の役員をしている業務のH.KさんとS.Hさんが参加しました。

三多摩肢協からH.Kさんを含め、車いすの方を中心に約20名、西武バス㈱からは秋山事業部長はじめ、所沢、立川、新座他、各営業所の所長クラスの方が参加し、要望書に対する回答と、その他要望や苦情等に対し、説明や会社としての姿勢を示していただきました。
要望内容の運行時間の見直し(利用しやすい時間の運行)等については、数年来要望しているにもかかわらず、「現時点では増発は考えていない」と全く変わらない回答内容に、「もっと利用サイドにたった運行に改善をしてほしい」と強く申し入れる場面もありました。

三多摩肢協の参加者からの要望は、バス路線の要望と、運行本数の増加、時間の改善、運転手の教育等が中心でした。
懇談会の回数を重ねてきた効果もあってか、ノンステップバスの普及や昇降用スロープの改良、乗車後の固定方法等、格段に良くなっているとの障害者利用者の感謝の声も含め西武バス側に伝え、今後の一層の改善をお願いしました。
また、東村山市内を走っているグリーンバスの利用者も多く、新しい路線の要望等も伝えました。グリーンバスが昨年6月100円から180円に値上がりが行われたが、障害のある方は大人料金の半額の90円となり実質値下がりとなったことなども説明されました。

バス

当日は、最新型の昇降スロープも実体験させてもらいました。これまでの折り畳みのスロープを格納箱からだしバスと歩道に渡す方法から、バスの床に収納されたスロープを開くだけで簡単に乗り降りできるもので、重量のある大型の電動車いすでも問題なく、運転手の操作も非常に簡単になります。すでに所沢営業所管内でも16台運行しており、今後バスの更新の際順次この方式のバスにしていく予定とのことでした。

(写真は試乗している様子)

こうした要望は、一回ですぐに実現することばかりではありませんが、生活の足としてのバスに期待するところは大きく、事業者側も少しでも要望に応えていこうとする姿勢は感じられますので、引続き要望していきながらより前向きな回答を引き出していく必要があると思います。(H.K)